弱視の種類は4つ!!原因と治療方法は?

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こんにちは、すももです!!

今回は弱視の種類と治療方法についてです。

【弱視です!!】唐突に言われても何だか分かりませんよね?

「目が悪くなっちゃった?」

「YouTube見せすぎた?」

そう思うかもしれません。

私は思いました💦💦

実は弱視は治療次第で視力が発達するんです!!

段々と良くなるんです!!

ですが視力の発達にはタイムリミットがあるんです💧

6歳から8歳で視覚の発達は完成してしまうため、8歳を超えてしまうと治療への反応が鈍くなってしまいます。

8歳を越えたら手遅れということではありませんが、年齢が低いほど治療の効果がはやく出ます!!

一言で弱視と言っても治療の進め方はそれぞれ違いますので、一人ひとりに合った治療を1日でもはやく始めて欲しいです✨

屈折異常弱視(くっせついじょうじゃくし)

屈折異常弱視とは、両方の目でおこる強い遠視、乱視、近視による両目の弱視です。

屈折異常弱視の原因で多いのは、遠視です。

遠視は遠い方も近い方もピントを合わせる事ができず、はっきりとした映像を見る事ができないため、視力が発達できません。

近視では遠くの方が見えなくても、近くがはっきりと見えるので近視での弱視は少ないですが、強い近視の場合弱視になる事があります。

治療

眼鏡を使用して治療していきます。

遠視や乱視を矯正する眼鏡をかけピントの合った、はっきりとした映像を脳の視覚中枢へ送ることで視力の発達を促していきます。

  • 大事なのは常に眼鏡をかけることです
  • お風呂や寝る時以外は必ず着用します!!
  • 勉強のとき、本を読むときだけではなく常に眼鏡をかけている必要があります。
  • 子供の鼻は低く眼鏡がズレやすく、適切な位置でないと治療の効果がなくなってしまうので眼鏡選びも大切です。

不同視弱視(ふどうしじゃくし)

不同視弱視とは、左右の目の屈折度(遠視、乱視、近視)に大きな差がある片目の弱視です。

左右の屈折度の差が大きいことにより、見えやすい目の方ばかりで見てしまい、屈折度の大きい見えにくい方の目は使われないため、視力が発達できません。

そのため、左右どちらか片方の目は普通に見えているのに、片方の目だけ悪いという状態になってしまいます。

両目が弱視の屈折異常弱視に対して、片目だけが弱視になってしまうのが不同視弱視です。

不同視弱視の場合、左右の視力差が大きいことから目が疲れやすく集中力の低下にも繋がってしまいます。

不同視弱視も屈折異常弱視と同じく遠視でなることが多いですが、乱視でもなり、近視はなりにくいですが、強い近視の場合なることもあります。

治療方法

屈折異常弱視と同じく眼鏡を使用しての治療になります。

遠視や乱視の矯正をおこないピントの合ったはっきりとした映像を見せ脳の視覚中枢へ送ることで視力の発達を促していきます。

左右の差が大きいため、思うように弱視の方の目の発達が見られなっかったり、伸び悩む時があります。

そんなときは遮閉訓練(しゃへいくんれん)を行います。

場合によっては、はじめから遮閉訓練を行う場合もあります。

遮閉訓練とは、視力の良い方の目をアイパッチなどで隠し、悪い方の目をよく使い視力の発達を促す方法です。

  • 屈折異常弱視と同様、お風呂や寝るとき以外は、常に眼鏡をかけることが大事です
  • 勉強のとき、本を読むときだけではなく常に眼鏡をかけている必要があります。
  • 子供の鼻は低く眼鏡がズレやすく、適切な位置でないと治療の効果がなくなってしまうので眼鏡選びも大切です。
  • 不同視弱視の場合、左右の差(屈折度や視力の差)をなくすことも大切です。

斜視弱視(しゃしじゃくし)

斜視弱視とは、斜視の目におこる【片目の弱視】です。

斜視とは、両方の目で何かを見ようとしてもどちらか片方の目が違う方向を向いてしまい、目の位置がずれてしまっていることです。

斜視があると両方の目でものを見ても、二重に見えたりするため斜視の方の目を使わなくなってしまいます。

使われない目は発達することができないため、弱視になってしまうことがあります。

逆に極端に片方の目だけ視力が悪いと、悪い方の目が使われず斜視になってしまうことがあります。

治療方法

弱視の治療は眼鏡を使用して視力の発達を促していく治療になりますが、斜視の治療も必要です。

弱視が原因で斜視になった場合、眼鏡で矯正すれば斜視が軽くなったり、治ったりすることがあります。

斜視が原因の弱視の場合は、斜視の手術が必要になることが多いです。

痛みに耐えられない年齢の場合、全身麻酔での手術になります。

すぐに手術をするか、弱視の治療をしながら局所麻酔で手術ができる年齢まで待つことも考えられます。

手術が必要な場合、手術前後で眼鏡を使用し、合わせて遮閉訓練や両眼視の訓練をおこない視力の発達を促していきます。

両眼視の治療は膜プリズムを使って目の位置がずれていても網膜の中心に光をあて、両目ともまっすぐ見ている状態をつくることにより視力の発達を促します。

  • 弱視になってしまった目の視力を発達させてあげることが大切です。
  • 視力の発達にはタイムリミットがあるため、弱視の治療は早く始めることが望ましいです。
  • 斜視の手術がすぐにできない場合でも弱視の治療は出来るだけ早く始めた方がいいです。
  • 弱視の治療は眼鏡を使用してピントの合ったはっきりとした映像を見せ脳の視覚中枢へ送ることで視力の発達を促していきます。

形態覚遮断弱視(けいたいかくしゃだんじゃくし)

形態覚遮断弱視とは、何らかの病気が原因で形態覚が遮断されることでおこる【弱視】です。

  • 白内障
  • 角膜混濁(黒目の部分が濁っている)
  • 眼瞼下垂(がんけんかすい)

など何らかの病気や眼帯の使用などで、網膜の形態覚が遮断されてしまい視力の発達ができなかったためにおこります。

遮断されてしまった目は、はっきりとした映像を見ることができず使われないため、弱視になってしまいます。

治療方法

病気に原因がある場合には、まず病気を治す必要があります。

白内障や眼瞼下垂の場合は手術をして弱視の原因になっている病気を治すことが大切です。

手術後に遮閉訓練や必要に応じて屈折矯正(眼鏡)をして、視力の発達を促して弱視の治療をします。

  • 弱視の治療はピントの合ったはっきりとした映像を見せて視力の発達を促していくため、形態覚を遮断している原因を取り除いてあげることが先になります。
  • 弱視治療にはタイムリミットがあり、出来るだけ早く弱視の治療を始められるように手術をする時期も考えなくてはなりません。

矯正(眼鏡をかけた)視力1.0を目標に頑張りましょう!!

娘は遠視の不同視弱視ですが、治療開始から2年経過した現在、矯正視力1.2です!!

5歳8ヶ月からの治療開始で少し遅めでしたが、まだまだ裸眼視力も発達し続けています✨

このブログが弱視で悩んでいる方の役に少しでもたてたら、そして一人でも多くの子の弱視が治れば嬉しい限りです。

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